タスクシフト研究会
当院では、開院当初からクリニック医療における「タスクシフト」について研究・実践を行っています。
医師の方々は、これまでの診療体制におけるジレンマをよく実感されていることと思います。
例えば、外来診療中にカルテ入力に気を取られて、患者さんの目を見ながら理想的な診療を提供することができない。
診察後にカルテの追記や処方の変更、検査オーダーに時間を費やし、次の患者さんが待っていることから焦りを感じ、ミスが生じ、修正が必要になる。
時間の制約から細やかな薬剤調整を避けがちになる。
焦って診察を行うことで、患者さんの満足度が低下してしまう。
これらの課題を解決するために、当院では開院当初から「タスクシフト」の必要性を感じ、研究・実践に取り組んでいます。
しかしながら現状、「クリニック医療におけるタスクシフト」に関する情報は未だ不十分であり、研究・実践する上でも、情報共有ができるコミュニティーがあれば効率的にタスクシフトを推進できると考えております。
そこで、今後このページに随時「タスクシフト」にまつわる内容を記載していきたいと思います。
2024年4月に医師の時間外労働上限規制が開始されました。また医療DXがコロナによる影響で急速に進んでいます。
「タスクシフト」は病院だけでなく、クリニックにおいてもますます重要性が高まるものと思います。
「タスクシフト」についてご興味のある先生や業者様は、是非<こちら>までお気軽にご連絡ください。クリニック見学も随時受け付けております。
院長 森 悠
【第2回】「機械ができる仕事は機械に任せて、人にしかできない仕事をする」
【第4回】機械へのタスクシフト<WEB問診・事前患者情報入力>編