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気管支喘息(きかんしぜんそく)とは?

喘息(ぜんそく)ってどんな病気?

急に気道(空気の通り道)が狭くなることで、喘鳴(ぜんめい)や呼吸のしにくさがあらわれる、アレルギーの病気です。

喘息の患者さんの気道では、

  1. 慢性的な気道炎症(普段何も症状がなくて元気な時でも、実はずっと気道で炎症が起きている)
  2. 気道過敏性の亢進(気道に入ってきた色々なものに敏感に反応してしまう)

ということが起きています。

気道への刺激になるもの

ウイルス感染症(風邪)、ダニ、ホコリ、犬や猫など動物の毛やフケ、タバコ・花火・線香などの煙、天気の変化、冷たい空気などが刺激となります。

喘息の患者さんの気道の状態

慢性的に炎症が起きていることで気道の壁がむくんでいるため、空気の通り道が狭い状態になっています。
ここに、刺激となるものが入ってくることで、通り道がさらに狭くなり、喘息の症状(=発作)が起こります。

喘息の症状(発作が起きている時)は?

呼吸がしにくくなるので、苦しさや息のしづらさがあります。
狭いところを空気が通るため、ゼーゼーヒューヒューとした音が聞こえます(=喘鳴)。
赤ちゃんや子どもの場合、鼻や胸、お腹をペコペコさせる呼吸(=陥没呼吸)が見られることがあります。
また、喘息の症状は夜から明け方にかけて悪くなりやすいという特徴があります。

どうやって診断するの?

特に赤ちゃんや小さいお子さんの場合、最初からすぐに喘息の診断をつけることは難しいことが多いです。
まずは、喘息に特徴的な症状があるか、それが繰り返して何度も起こっているかなど今までの経過が大切で、必要に応じて血液検査や呼吸機能検査(※大きいお子さんで息を吸ったり吐いたりする検査ができる場合のみ)を行って、総合的に判断していきます。

治療はどんなことをするの?

喘息の治療は「発作が起きているときの治療」と「発作が起きていないときの治療」のどちらも大切です。
「発作が起きているときの治療」は今起きている発作の症状を治すための治療で、β2刺激薬の吸入や内服、ステロイドの全身投与などを行います。
「発作が起きていないときの治療」は気道の炎症をおさえて、発作を予防するための治療で、吸入ステロイド薬や気道炎症をおさえるための内服を行います。

「風邪をひく度にゼーゼーする」
「元気にしているけれど、咳が長引いている」
「走ったりはしゃいだりした後に一時的に咳が出る」
「起きるほどではないけれど夜や明け方に咳き込むことがある」

このように何か少しでも気になる症状がある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

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