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食物経口負荷試験

食物アレルギーの考え方とは?

食物アレルギー

食物アレルギーでは、「正しい診断に基づく必要最小限の除去※」というとても大切な考え方があります。
食物アレルギーの診断をきちんとした上で、必要な除去をしていきましょうね、という意味で、言い換えると、本当は必要のない除去はしないようにしましょうね、ということです。
※除去=その食物を食べさせない

食物経口負荷試験ってなに?

「実際にその食べ物を食べてみて、アレルギー症状が出るかどうかをみる」検査です。
食物アレルギーの最も確実な診断方法で、とても大切な検査です。
血液や皮膚での検査結果ももちろん大切な情報ではありますが、陽性だからと言って必ず症状が出るわけではありません。
「血液や皮膚での検査 ≠ 症状」です。
これに対して、食物経口負荷試験は実際に食べて症状が出るかどうかをみているので、考えてみると当たり前のようですが、確実な検査となります。

どんな目的で行うの?

①食物アレルギーの診断

血液や皮膚の検査で陽性になったけれど、実際にその食べ物を食べたことがない場合や、本当にその食べ物でアレルギー症状が出たのかわからない場合に、食物アレルギーの診断をつけるために行います。

②安全に食べられる量の確認

すでに食物アレルギーの診断がついている食べ物で、安全に食べられる量を知りたい(つまり、どのくらいの量を食べるとアレルギー症状が出るのか)場合や、年齢が上がって食べられるようになってきたのかを確認したい場合(=耐性獲得)に行います。

実際にどうやって行うの?

食物経口負荷試験は、検査する食べ物を、20~60分の間隔をあけて1回~数回に分けて食べていきます。
実際に食べる量や時間の間隔などは、年齢や今までに出たアレルギー症状の程度、食物経口負荷試験を行う目的などを考えて決めていくので、みんなが同じように食べていくわけではありません。
食物経口負荷試験の結果をみて、今後どのようにその食べ物を食べていくのかを考えていきます。

食物経口負荷試験のポイントは?

食物経口負荷試験では、実際にお子さんがその食べ物を食べてくれないと検査にならないため、事前にしっかりと作戦を立てておきましょう。
どんな形態で食べさせるか、一緒に食べる調味料や食品、どうやって食べさせるか、など色々な事態を想定して、方法をたくさん考えておくと良いです。

当院では、地域の病院と連携して食物経口負荷試験にも対応してまいります。
ぜひ、お気軽にご相談ください。

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