食物アレルギー
食物アレルギーってなに?
食物アレルギーとは、食べ物が原因となり、免疫反応が起こった結果、体にとって良くないことが起こることです。
ではなぜ食物アレルギーが起こってしまうのでしょうか。
私たちの体には、「免疫」という体を守る大切な仕組みがあります。
一番理想なのは、細菌やウイルスなど体にとって害のあるものにだけ反応して、害のないものには反応しない、という状態です。
この、「害のないものには反応しない」という仕組みを「免疫寛容(めんえきかんよう)」といいます。
寛容とは「広い心を持ち、他を受け入れること」という意味です。
まさしく言葉通り、自分の中に入ってきたものを攻撃せず受け入れてくれることです。
食物アレルギーは、この「免疫寛容」という仕組みがうまく働かないことが発症の原因の一つではないか、と考えられています。
どんな食べ物が原因になるの?
全ての食べ物が原因となり得ますが、年齢によって特徴があります。
0歳、1歳の赤ちゃんは卵、乳、小麦が原因として多くなります。
どんな症状が出るの?
どうやって診断するの?
どんな食べ物をどうやって食べたのか、どれくらいの時間がたってどんな症状が得たのか、など詳しくお話を聞かせていただき、必要に応じて血液検査や皮膚検査、実際にその食べ物を食べてみる食物経口負荷試験を行います。
食物アレルギーと診断されたらどうするの?
昔は、「その食べ物を食べない(=除去)」という考え方でしたが、今は「食べられる量を食べていきましょう」という考え方に変わってきています。
不必要な除去、つまり本当は食べられるのに理由なく食べさせない、ということはお子さんにとっても、親御さんにとっても、良いことではありません。
その時その時で、安全に食べられる量をしっかり判断しながら、少しずつ食べていき、経過を見ながら適切なタイミングで食べる量を少しずつ増やしていく、ということが大切です。
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