舌下免疫療法について
アレルゲン免疫療法とは
舌下免疫療法とは、アレルゲン免疫療法の1つです。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりや目の痒みなどの花粉症の症状に対して、その症状をやわらげることが目的の治療を対症療法といいます。例えば、アレルギー反応をおさえるための内服薬や、目の症状・鼻の症状に対しての点眼薬や点鼻薬などです。
これに対して、アレルゲン免疫療法とは、アレルゲンを投与して少しずつ体に慣れさせていくことで、アレルギーの根治を目指して行う治療法です。
アレルゲン免疫療法の種類
アレルゲン免疫療法には2種類あります。
アレルゲンを注射で投与する皮下免疫療法とアレルゲンを口腔内に投与する舌下免疫療法です。アレルゲン免疫療法自体は100年以上前から行われている古い治療法です。
今までは注射による皮下免疫療法が主流でしたが、最近舌下免疫療法が登場して多く行われるようになってきました。注射と違って痛みもないため、特にお子さんでは舌下免疫療法が多く行われています。
舌下免疫療法について
舌下免疫療法が治療として行われるのは「スギ花粉症」と「ダニのアレルギー性鼻炎」です。
舌下免疫療法のメリットとデメリット
メリット
- 根本的な治療になる
- 今使っている薬(内服薬、点鼻薬、点眼薬など)を減らすもしくは中止できる
- 花粉症やアレルギー性鼻炎の症状が軽くなって、日常生活の質が上がる
- これから気管支喘息やアレルギーの病気にかかることを予防できる
- 気管支喘息もお持ちの患者さんは、喘息の症状が軽くなる
などの可能性が考えられます。
デメリット
- 毎日の服用(スギ花粉が飛んでいない時でも、症状がなく落ち着いている時でも)と定期的な受診が必要
- 治療期間は3−5年
- 治療を開始してすぐに効果が出るわけではない
- 副作用の可能性
→副作用として多いものは、口の中の腫れ、痒み、口内炎、喉の違和感、耳の痒みなど
稀にアナフィラキシーの可能性もある
舌下免疫療法は、花粉症やアレルギー性鼻炎の根本的な治療法です。
メリットやデメリットをしっかりと理解した上で、治療の選択肢の1つとしてご検討いただければと思います。
花粉症やアレルギー性鼻炎でお困りの方は、ぜひお気軽に当院にご相談ください。